カテゴリー
瞑想の扉 意識上昇関連

「二つの魔術体系とそれぞれの役割に寄せて」│内観考察

春分なので記事を書きます。
今日から本格的に、2020年の幕開けです。

 

なんか、「晴れ」ましたね。
節分までの間に。
個人的な話なのでここには詳しく書きませんけど、色々と晴れて、心身共に楽になりました。
逆に張り合いがなくてつまらないくらい。(笑)

でも、これ以上自分に負荷をかけ続けるのはやめよう。
圧力がきつくて鬱になったりがんになったりしたからね。
もう自分の体を壊すような無茶はしない。

しばらくのんびり、身体を休めながら、体力を元に戻したいと考えています。そろそろ乳がんの記録記事も書かなきゃ。ちなみに明日、術後2回目の乳がん検診です。

 

今回は、さっきTwitterで呟いた事を、ここで少しまとめて記事にしようと思います。少しだけ加筆修正しています。

誰が体系化したかはさておき、現代まで受け継がれて残っている魔術には二通りの系統があります。
ペイガン系:ウィッチクラフト、シャーマニズムをメインとする魔女術と、
儀式系:意識向上と「人としての完成」を目指す神秘哲学思想をメインとする高等魔術です。

私が扱うのは、後者の高等魔術です。

ただ、一般人に広く知られているのはペイガン(シャーマニズム)系の方で、いわゆるヒーラーやセラピストが必要として実際に扱っているのも、高等魔術ではなく前者の魔女術です。
なので、私がやっている事はそもそも魔術じゃない、スピリチュアルでもない、ただの哲学だ、高慢で偉そうだ、と非難された事もあります。

「魔術」と聞いてどんなことをイメージしますか。
怪しい黒魔術的な生贄を必要とする儀式ですか?
それって実はペイガン系として忌み嫌われてきた黒魔術ですよ。(笑)
今はそんな呪詛術を使う人はいないと思うけど。ペイガンも基本は自然崇拝ですしね。自然信仰は大いに結構だと思います。

調べたら、ペイガンってあまり良い言葉ではないですね。
どうやら差別用語として認識されているので、シャーマニズムと置き換えた方がいいかもしれないな。

先程も少し書いたように、
私が世間の情勢や一般の学問に魔術を絡めて書くと、「それは魔術と関係ないだろ、一緒にするな」って批判を頂く事もあるんだけど、
それは魔術の本質を解ってない人が言う事ですね。

私は中学の頃から大学出るまでずっと声楽を専門にやっていましたが、
発声法とか呼吸法とかはヨガや瞑想にも通じるし、
その呼吸法から無意識に生まれる表現力は、イメージング内観やアストラルトラベルをする際にも活用出来ています。
瞑想でシータ波に持ってけない人は、お腹をへこませながら息を吸い込む「逆腹式呼吸」は良いかもね。クラウンチャクラが開きますよ。

私は歌う時は大抵、鮮明に頭の中に映像が浮かんでいました。私自身の意識がそのイメージの中に入り込んで、歌詞に書かれたストーリーや感情を体験するのです。それを見たまま、感じたまま、歌として体現する。
それが普通だと思ってたけど、
「え~何それ、私はそんなトランス状態無理」
っていう同級生もいたので、そうじゃない人もいるんだな、って学生時代は思っていた。

ただ私は、表現力においては声楽の先生から評価されていたので、歌唱中にトランス状態に陥る自分をおかしいと思ったことはない。

今は全然歌ってないけど、
何でも役に立つんですよ。
声楽を学んだことは、今の自分を作り上げた1要素として重要な経験だったし、それ以外にも今まで全く無駄になった経験や学びはない。

誰かが作った呪文や魔法陣や解釈を知るだけじゃ、魔術師にはなれません。(笑)

さっきの呼吸の話に戻ると、
無意識に腹式呼吸が逆になるので、声楽の先生には「お前それ逆やアホw」って怒られていた。
声楽やってる人が全員私みたいな事を考えてるかというとむしろ逆で、私は希少種なので、普通の声楽家にこういう話はしない方がいいと思う。

一流歌手になるとまた独自の観念を持って歌ってる可能性あるから、こういうイメージングを無意識にやってる人はいるかもしれない。

これ、鮮明にイメージ出来てる時と出来ないまま歌った時とでは、聞き手からの評価が全く違います。イメージングしながら(トランス状態で)歌ってる時の方が、演奏評価は格段に高かったです。

モーツァルトとか正直ヤバいよ、あの人めっちゃトランスレイター(自動中継機)だもん。上から曲を降ろしてくる感じ半端ない。
バッハも大概やけど。←
(個人的な所感です)
現代だと菅野よう子もかなりヤバいと思う。あの人も降ろして曲にする系。
(めちゃくちゃ誉めてます)

ものづくりの現場には、それこそ沢山の、星の数ほどの「魔術師」「錬金術師」が棲んでらっしゃいますので、私はいつもTwitterの隅っこから凄いなあと感嘆して見ております。

ハンドメイドする人はペイガン系(自然信仰系)とかウィッチクラフト系に近い気がする。(偏見)
所謂、地球から自然の恩恵を受けて、生活を楽に便利にしたい系、身近な日常の願いを叶えたい時におまじないをする、願望達成系。

高等魔術、というか儀式系は、それこそ思想哲学の世界なんでね。。どうしても宗教史に触れる所があるし、
自分を変える事で自分を良くする、それで世界も良くなっていく。みたいな使い方だよね。(自分的にはそういう認識)
所謂、思想、宗教、政治に関わる、社会の枠組みを変える系。経済(エネルギー)の流れもその意識の使い方(コントロール)次第、みたいな。
批判されるからあんまりこういう言い方はしたくないけど、高等魔術は「権力者の為の魔術」とも言えます。

まあどっちもなくなったら、人間が人間らしく快適に生きられるコミュニティが消えちゃうから、どっちも大事なんだけど。
ただ私が、「割と大多数の人がやってる系魔術師」ではないので、「あなたがやってる事は間違ってるよ」って思われがちなだけです。どちらも必要なんですよ。

「ナショナリズムの魔術性」というパワーワードに惹かれて、とある記事を読みましたが、まあその通りだよな、という内容でした。

国家権力者の主義主張に扇動されて、国民がその権力者の虜になり、権力者を支持して一致団結し、その結果反対意見を押し切って国の政策やらが変わる。あるいは一致団結して他国を侵略し支配する。
宗教でいうともっと解りやすいかもしれない。自分が信じる神以外受け入れられない、他者にも自分の信じるものを強要する偏った視点の価値観だ。
ただ、ある程度は抑止力が働く。他人の価値観や人権を重んじ、自分が住んでいる世界だけがこの世界の全てだと思い込まない限りは。

政治に「魔術(宗教やマインドコントロールも含めて)」的精神性を介在させるのは今に始まった事ではなくて、
もう紀元前からそういう「魔術」に頼って生きてきたんです、人類は。

暴力への抑止力は平和ボケすると働かないのか?
だから「あの戦争や災害を忘れない」っていう動きが広まるのか?
他に暴力や争いを止める方法はないのか?

そういう所にまだ「開拓」の余地がある事が人類にとって幸せなのか否か。
幸せであろうがなかろうが、どのみち考えて何かの答えを形にする必要はある。

国家権力者が、そういう「魔術(現代的に言うとマインドコントロール)」に頼って国を治めてきたのは事実だし、
「人間」という種族には、そういう「魔性」とも思える力でも使わないと変革出来ないという「怠惰な(変容できない)」習性がある。

「魔術」という表現が嫌なら「気は心」ですよ。
国家の運営を預かる人たちは、その国に属する人達の幸福の為に奉仕する、という役目がありますが、
でもその力を国民と平和の為に使えていない時、その力は「魔性」だの「黒魔術」だの言われる。
日本は政治と宗教を分離して久しいですが、それは時の権力者たちが、その求心力や精神性を正しく扱えなかったために「カリスマ」が「魔性」となり、それなら最初から扱うのをやめよう、として辿り着いた結果だろうと考えます。

問題は、自治に魔術性が介在すること自体ではなくて、
どのような種類の「魔術」に自分の身を委ねるか。その見極め、判断力と、身をやつす程度なんじゃないかと。

魔術と言われる力を生み出す精神性が人類から失われたら、正直それは「人」とは言えず、人としてのアイデンディを失い、人という種族自体が退化し衰退する。

自分がどの人種なのか、どの国の国民なのか、というナショナリズムが嫌だからといってそれを全て排除していくと、今度は人としてどう自己を認識し確立していくのか、という問題に直面する。

ナショナリズムで人々がいがみ合い戦争を引き起こす、
でもそれを取り上げてしまった場合人々は退化(衰退)し動物的な過酷な環境で生きねばならない、
のであれば、取り上げるのではなく、もっと大きな枠組みをもった「グローバリズム」という魔術に身を委ねるしかない。
今の世界はそちらの方向へ舵を切りつつあるが、(トランプ氏が台頭してから世界規模で少し後退してますけど、)
グローバリズムが人類全体を包括する白魔術として機能するか、
それとも、グローバルという巨大な枠組みを人類が認識できず、「戦争の要因を全て取り上げられ平和ボケしたのと同じ状態」に陥って過去を忘れ、再び同じ過ちを犯すのか、
もう少し先を見据える為の材料が欲しいね。

ニューエイジがある種のグローバリズムを唱えるのは、彼らが巻き起こすグローバリズムによって現実で引き起こされる事象を見据える為の実験、的な要素があるように思える。
今の所、少し「平和ボケ」と似たような状態に陥りつつあるのが残念だ。だからトランプ氏みたいな人が出てくるのかしら?刺激が欲しかったのかもね。と思わなくもないが。(笑)

何を分析して提唱し、提案したって、結局やってみないと分からない。
もちろん、あらゆる方向から最善を導き出した結果を実行するのだが。

結局、今の人類の意識レベルに合わせた施策が必要なんです。
必要なのは最高最善、ではなく、今の地球の意識レベルでちゃんと運営管理できる国家やコミュニティの枠組みの方で、それを模索しているんです。
だから苦慮しているんですよ。(主に高次で私のハイヤーセルフを含む最高位の魂たちが(笑))

地上の私視点でいうと、だから田舎って怖いなと思うんです私は。
余所者にほぼ触れる事なく自分の「陣地」から出たことがなく、親戚縁者に囲まれてぬくぬく暮らしてると、他県から来た人を排除しようとするでしょ。ナショナリズムの縮小版みたいだなと感じる事がある。
そういう人にとっては都会は怖いかもしれないが、都会は知らない人同士が自分のテリトリーを守りつつ支え合って生きなきゃいけない部分もあって、別に知らない人同士でも躊躇なく助け合える所がある。
そういう意味では、余所者でも住みやすい。

田舎の人にいっぺん嫌われたらとことん村八分して助けてくれないからなー。村八分する方は相手に嫌われても自分だけは生きられる基盤があるから、他人を村八分できるんだよ。
まあ観光客には優しいけどな。すぐ帰っていなくなるからだろうけど。(実体験に基づく偏見がどんどん混じってきました)
観光客は地元にお金を落としてすぐ帰ってくれる都合のいい客だよね。そういう人は大歓迎するよ田舎の人は。

まあそれはともかく、
別に地球規模や国家規模、人種規模で考えなくても、身近な課題で同じ事が考えられる。
雲の上の話でも机上の空論でもない、誰にでも関わりある話だ。

私は心理学より文化人類学を学んだほうがいいのだろうかと思う事もある。でも両方関係あるんだよなあ。

自分の専門だけに偏って喋ってると、視野が狭まって何も問題解決出来ない。だから興味ある事、吸収出来る事はなんでも学びたい方なのだが、
自分に何が出来るかを考えた場合は、何かひとつの「特技」に特化した方がやりやすい。

インプットは幅広く、
アウトプットは一点集中。

「これだけをやってれば絶対大丈夫」なんてことはない。
あらゆるジャンルの知識や経験を、自分の専門特技に活かす。

学べるって有難いなあと思います。
自分が知らない未知の世界を知って理解し受け入れる事も、「魔術」をコントロールする力や暴力への抑止力になる。

自分が知らない世界を生きてきた人の話を聞くのも学びのうちかと。

普段あまり魔術師っぽい話をしないので、魔術系の話しろーっていう人もちょっぴりいるみたいだけど、

私の魔術観って今喋ったような感じですね。

自分がひとつの人生で身を持って経験出来ること、学べる事ってほんの僅かなんですよ。
世界は広いし広い分だけ様々な経験をした人達がいる。
だから、自分が経験して来た世界や、知ってる世界だけが全てではない、と弁えておくと、謙虚になれますね。

それを弁えていれば少なくとも「私の方がずっと苦労してるわよ」なんていう攻撃は出来なくなる。

ただ、どの程度の苦労であれ、人は苦しみ、精神の均衡を保つ為に毒を吐くもんだ。
心の自浄作用を批判すべきではない。
少なくとも私は、他人の苦し紛れの毒吐きを批判した事はない。

ところで私って、全く苦労してないように見えますか?
大した災厄にも被害にも遭っていないように見えますか?

だとしたら、私は自分の精神の自浄作用で出た毒を上手く処理出来ているんですね。安心した。

本当の苦労や苦しみや傷なんて、
他人には喋れませんから。
そういうもんでしょ、人間て。

 

こういう話をしていると、
「自分は一流だって言いたいの!?」
っていう批判の声も聞こえるんですが、
そういう人は、関わる人を間違えてるんですよ。
そういう人は私ではなく、自分のコンプレックスや劣等感、ブロックを外すお手伝いをしてくれるヒーラーやセラピストと親しくなるべきです。
私に関わろうとする事が、そもそも間違い。

私はこれまでの過去生の経験からも、自分の性質や志向を見ても、高等魔術系のお話しか出来ないんですよね。
地上の私が高等魔術を選んだというより、自然な流れで高等魔術をやることになっていた。気づいたらそうなってた、という感じです。
私のハイヤーセルフが、そういうお仕事をしているからでしょうね。
こういう事を考えるのが、評議会の最高位に居る者のメインのお仕事だと言えます。
なので、地上の私も、たまーにこういう内容を喋らされることがあります。

個人を癒すとか、現場の環境を良くするお仕事は、聴講員以下の「評議会の意向に賛同する協力者」の方々が担当していますので、そちらの方々をあたってくださいね。

あとあれですね。。多分私を知っているほとんどの人が、
夫に扶養されて苦労せずに暮らしてるからこんな偉そうな事が言えるんだ、と思ってるみたいなんですが、

人は、自分の魂の使命を果たす為に必要な環境を備えている場所(人間関係含む)に生まれてきます。

ご自分の魂の使命を今一度確認して、
ご自身の魂の使命を果たす事だけを考えるよう意識を正して頂き、
あなたと私の魂の使命を混同したり、比較する事はおやめください。

私も、「教え導く事がメイン(魂の使命)だからセラピストになる方がいい」と勘違いしていた当時は、他のヒーラーさん達と同様、自力で自分を養えなければダメ人間なのだ、私はダメだな、と思い込んでいました。でもそれは、いわゆる魔女術で生計を立てる事を魂の使命として地上に降りてきた人達の感覚だったんですね。
今は、「セラピストやヒーラーは私の役割ではない、私はもう在るべき場所に居るんだ」と思えるようになり、自己肯定感が増えました。

「本来の自分の姿」「今生の青写真」を知るというのは、やはり重要だと思わされます。

 

とりあえずこんな感じかなー。
最近の出来事は星紡夜話に書きまーす。(笑)

 

 

コメントを残す