この話もまた、私の個人的な体験から書きます。ひょっとしたらお気に障る人もいるかもしれません。スピリチュアル業界に従事されている方には、許容できない部分が多々あるかと思いますが、これは非難するために書いているのではなく、私の個人的な見解の表現である事をご了承ください。
ヒーリングやスピリチュアル業界から離れて数年が経ち、孤独に自分を保ちながら客観視出来るようになって、気づいた事を書きます。
一年以上前に「魂の色」の記事を書いて以後は、個人的に思う所もあり、色や人種の話は、下手をすると差別にも繋がるので、あまりしない方がいいかな、と思って今まで避けてきました。今回の記事は、一年前の記事に比べるとだいぶ趣が違います。
スピリチュアル業界に居た頃は、実際に、明らかにパープル世代(第5根人種)だな、と思える人から、私は偏見や差別の目で見られてきたので、魂の色の話をすると、劣等感を感じる人もいるかもしれないと思いました。まるで肌色の違いや学歴の違いを確認するような感覚で、魂の色や根人種を見る人が多いと感じるので。
私の視点から、魂の色別に見る性質の違いを書く事は出来るのですが、それはあまり意味がない事のような気がします。
「魂の色」というのは本来、「その人が持つ個性を表す色」だと思うのですが、そこに「進化」が絡むと自分がどの段階まで進んでいるのか、そればかりが気になって優劣を競うような意識が生じます。それが前に進む為の向上心に繋がるのならいいのですが、「自分より優れている」と感じる人を貶めたり、「あの人が私より先に進んでいるはずがない」と相手を否定するような意識を生じさせる人がいるのも事実です。私はそれが嫌なんです。
ただ、自分はこういう性質を持っていて、こんな立場なんだ、という事を正しく把握しておくことは大事だと思っています。それが、自身のアイデンティティや自信に繋がるからです。
ざっと検索した限りでは、数年前まで主流だったドリーン・バーチュー氏のインディゴやクリスタル説は見当たらなくなり、代わりに目立つのがミステリースクール系のインディゴ・クリスタル説。いつからそうなったんでしょうね。。ここ数年の間、私はスピリチュアル系の情報を拾いに行っていなかったので、気づいたらこうなっていた、という気分ですが。
元を正せば、魂の色や根人種という概念を作り上げたのは神智学協会です。現在のスピリチュアル系スクールで学ぶ内容には、多かれ少なかれ神智学の教えが組み込まれています。この神智学の教義の中に、ホワイトブラザーフット(白色同胞団)やアシュタール等の宇宙系の団体と繋がるとか、その一員となるとか、古代の地球では地球外生命体から高次のエネルギーがもたらされた、などという概念もあります。
インディゴ達は、地球のアセンションの為にそういう「高次存在の団体」から地球に送り込まれたとか、そういう団体に属している、という話が、スピリチュアル業界では当然のように広まっていますね。
ツインの話の時と同様、これもまた前置きが長くなってすみませんが、前提として把握して頂かないと話が進まないので書きます。
宇宙人とか、地球外の存在というのは、いわゆるアストラル界(5次元)での話なんですよ。私はそう認識しています。
アストラル界って、そんなに次元の高い世界ではありません。
同時に、「魔術(エネルギーワーク)」が属するのもアストラル界です。つまりアストラル界以外の次元では「魔法」は使えません。魔術は基本的に「水の気(感情のエネルギー)」であり、比較的低い次元でしか作用しないエネルギーの流れです。
その点から見ても、神智学協会の創設者達が扱っていた「魔術」のレベルは、次元的に低いものだったと言わざるを得ません。そして、その魔術の流れを、今のスピリチュアル業界は引き継いでいます。
結論を言うと、上記のような魔術の流れを汲む「こうすれば簡単に意識上昇出来ますよ」という方法では、真のアセンションや意識上昇や、魂の進化は起こりません。魔術(エネルギーワーク)自体が、一人の人間の存在の「一部分」であるアストラルレベルでしか働かない「限定的なもの」だからです。
同時に、根人種という概念や、天使の階級の概念等も、アストラル界に存在する「次元の階層」が基になって生まれたものです(アストラル界の中にも低層から高層まで細かい階級の次元があります)。簡単に言うと、「自分はアストラル界ではどの辺りの階層で何してるの?」という話であって、それ以上のものではないんですね。
これはアストラル界でしか通用しない、非常に限定的な概念です。
これを地上で生きている三次元の自分に当てはめて行動し始めると、言葉は悪いですが大変「キチガイ(あるいは中二病的)」な事になります。自分が偉大な存在だとか、力のある存在だと思って、そんな風に振る舞ってしまうんですね。こういう現象をスピリチュアル・エゴと呼んだりします。
そういった「限定的なもの」に縛られてしまうと、アストラル界の中でも殊更低い次元に意識が拘束されてしまいます。意識レベルがアストラル界を越えられなくなり、アストラル界よりも高次にいるハイヤーセルフとの連携が切れ、本人たちが意識するしないに関わらず、気づいたらアストラルに存在する「高次の存在達(実は次元の低い存在)」に操られていた、という現象が起こります。頑張ってアセンションしてるつもりが、逆に魂の進化の足を引っ張られていた、という事になります。
これらは、カルト宗教にも共通する事象です。姿かたちは違えど、中身はカルトと同じ、という事です。
人道的な思考が出来なくなったり、思想的な視野が狭くなり、誇大妄想の末に通り魔的な行為に及んでしまうのも、アストラル界の中の低い次元のエネルギーに自分を明け渡してしまった結果と言えます。
アストラル界には餓鬼から妖精、宇宙人やアセンデッドマスターまで、色んな種類のたくさんの存在達が居ます。私はアストラル界にいる存在達の事を、「高次の存在」だなどと思ってはいません。逆にいうと、アストラル界以外の次元にはマスターも聖人も存在しないわけで、そういう理由から、私は巷で聖人や神様と呼ばれている存在を妄信する気にはならないのです。アストラルに存在する様々なエネルギーの質を、「神や聖人」あるいは「悪魔」という形で表しているのだな、と捉えています。
魔術というのは「力を扱う方法」です。アストラル界が魔法を司る次元である以上、「力を手なずける」という思考概念をもってして接しなければ、アストラル界の低い存在たちが持つ力に飲み込まれてしまいます。彼らを手なづけこそすれ、決して彼らに自分の意志を譲ってはいけないのです。
アストラル界は感情エネルギーで作られた「疑似宇宙」のようなものです。そのエネルギーは存在全体から見ると、比較的地上界に近い、次元の低いエネルギーです。
そして真のハイヤーセルフは、アストラル界を超えたもっと先の高次に存在しています。だから、私が自身の拠り所とするのは、私自身のハイヤーセルフしかありません。
アストラルの低い波動である「幻想」から抜け出せなければ、真のハイヤーセルフ(高次の意志)に出会えない、と私は思っています。
でも、幻想って楽しいんですよ。色んなドラマがあるから、みんなアストラルから意識を離したがらない。
そういうドラマがあった方が、自分の事を定義しやすい。あるいは、自分と向き合えずに辛い幻想の中に自ら望んで浸る事も出来る、そういう側面もあります。
アストラル界の全てを否定しろと言っているわけではありません。アストラル界は「概念が具現化」する所なので、アストラルを経由しなければ地上での物質化が困難になります。つまり、アストラルでイメージしたものを基にして、地上で物質化、具現化する。そんな流れがあるのです。
高次の「意志(火の性質)」が「思考(風の性質)」で設計図になり、「感情(水の性質)」であるアストラルレベルでイメージ(映像)として見られるようになります。そのイメージが「物質(地の性質)」になり地上で結実するという流れです。
アストラル界は、アーティストや創造的なお仕事をしている人には必要不可欠な次元です。この次元から、地上で使う便利な物を作ったり、絵や小説や音楽を作ったり、新しい制度を作ったり。。など、形の無いものを形にする為の創造的なアイデアがやって来ます。だから私にとっては、アストラル界のエネルギーは、その世界に浸る為のものではなく「使いこなすもの」です。少なくとも私はそうしているつもりです。
ただ、アストラル界には良いものもあれば悪いものもある、光と闇の概念もアストラル界から来ている、という事をわきまえておかなければ、気づかないうちに地上で恐ろしいものを作り上げてしまい、酷い目に遭ってしまうよ、という事です。これを指して、地上における魔術の作用と言ってもいいかもしれません。
もっと言うとエーテル界(4次元)も同時に作用してるんですけどね。。長くなるのでやめときます。
上記の点を踏まえて、インディゴやクリスタルに関して言える事は、
インディゴ達は、決して「高次の存在達」に命令されたり、「高次の存在達」の計画で地球に転生してきたわけではない。という事です。そういう文言は、アストラル界の中で低い意識レベルしか持ち合わせない宇宙系(闇側)の存在がもたらす「アストラルの幻想」だと私は思っています。
インディゴ達は、そんな存在達とは関係なく、自分たちの意志で転生するかしないかを決めています。ここは揺るぎないはずです。
そしてもう一つ、私の実感として言える事は、
インディゴやクリスタルの中にも、最近になって地球に転生してきた人達と、ずっと昔から地球に居て、転生を繰り返す中でインディゴやクリスタルまで進化してきた人達がいる、という事です。
私などは後者に該当します。私の魂の色は現在クリスタルですが、ずっと地球で転生してきた記録が、私のアカシックレコードにあります。
巷に流れている情報を見ると、インディゴやクリスタル等の魂は地球の外から最近になって初めて転生してきた、という情報ばかり目立ちます。が、私自身はそれに違和感を覚えています。
「地球外から来た魂が既存に居る魂を変容へ導く? 宇宙人が世界を変えていく?」
私の相方(ツインソウル)などは、このような話に危惧を抱いています。宇宙系(私に言わせれば闇側の人達ですが)の存在に干渉されると、意識の進化や魂の進化に歪みが生じるから、だそうです。
私自身の感想としては、今まで地球でずっと地道に経験を積み上げ、成長してきた魂を馬鹿にするな、引っ込んでいろ。という感じですが。
宇宙系の存在は、インディゴ達を「地球の外からやって来た」と定義しているので、最近地球に転生を始めた魂の人達は惑わされやすいかと思います。あまりそういう話をうのみにしない方が良いかと思います。
(じゃあ、私が「評議会」と表現しているものは何なんだ、という話はいずれ「星紡夜話」カテゴリーでも書きますが、要するにソウルグループです。私と同じ時期に地球に転生を始めた魂の仲間の集まりです)
まあこの干渉云々も、アストラル界における話ではありますが、上記に書いた通り、アストラルで起こった事は地上で起こる事象にも影響を与えます。「幻想」が「幻想」で終わればいいのですが、「幻想」のエネルギーが満ちてくると地上にも形となって現れてしまいます。それは個人レベルの変化を越えて、政局が変わったり、社会の在り方が変わったり、などという変化に発展していきます。
なぜそういう闇側の存在がアセンションに関与するのか、私なりの見解を述べさせていただくと、それが彼らのお仕事だからです。(爆)
いえ、彼らは、人間が持ち合わせる様々なエゴを克服させるための「障害物」みたいなもので、意識上昇したい人を依存や誘惑で虜にし、低い次元の波動から抜け出せないようにしてきます。でもそれを乗り越えたら「一人前と認めてやるよ」みたいなところが、闇側の存在にはあるのです。試練が悪魔の形になって、あるいは聖人の形になって現れたようなものだと私は認識しています。だから、闇が全く必要の無いものだとは私は思っていません。むしろ大きく飛躍できるチャンスを頂けた、という気持ちで臨めば、比較的早く闇から抜け出せるかもしれません。
最終的には、自身の魂の声に耳を澄ませ、「何が自分にとって最善であるのか」を判断するしかありません。それには、自分以外の全ての干渉から遠のき、独りになって感覚を「リセット」する事が必要になります。リセットされると、ハイヤーセルフとの本来の繋がりも回復します。その状態で降りてくる「気づき」が、最善の指針になり、地上での選択になると私は思っています。私はこの一連の作業を「内観」と呼んでいます。
。。契約って、アストラル界で行われるんだよね。次の転生で誰に出会うのか、何をするのか。。その内容や青写真を見せてもらえる場でもあります。
「内容を見せてもらう」で思い出しました。
心理療法の中には面白い試みがあって、例えば「怒り」とか「悲しみ」等のテーマに沿って、台本なしで即興の演劇をしてみる、というのがあります。すると本人が思いもしなかった展開に発展したり、今まで気づかなかった感情や考えに気付いたりします。今まで抜け出せなかったネガティブな行動パターンの原因が見えてくるのです。これは無意識レベルにアクセスする方法の一つですね。
アストラル界で見える事象が、地上では「思いもしなかった原因」に直結して作用している事が多々あります。
だからこそ、アストラルのエネルギーは有効に使いこなすべきだと私は思います。
以前、私は自分のクライエントに「アストラルを彷徨っていては意識上昇は出来ない」と言いました。確かにそうです。アストラル界の「幻想」に振り回されていては、ハイヤーセルフに繋がり、確かな指針や青写真に気付く事は出来ません。でも、今回は少し言い方を変えます。
アストラルを制した者は、地上で自己実現する。但し、良い意味でも悪い意味でも。
要するに、アストラル界を排除する事は出来ないのです。人間なら誰でも共通に持っているエネルギーの世界なので。だったら、それを正しく、より良い方向に使いこなすべきだと思うのです。
ハイヤーセルフとの連携を重視するなら、アストラル界での出来事は、一旦手放して脇に置いておくのが近道です。
地上での、現実世界での自己実現を目指すなら、アストラル界のエネルギーを正しく扱う術を身に着けるのが最善です。それにはやはり、ハイヤーセルフとの連携を最重視し、正しい指針を得る事です。ハイヤーセルフの意志に沿ってこそ、力は正しく作用します。
誰にも干渉されていない時に、胸の深い所から湧いてくる、感情を伴った「これをやりたい、これをやろう」という気持ち。これを大切にして実行していく事です。ハイヤーとの連携が確かなら、現実世界でも確実に実りをもたらすと思います。それが結局、「自分が生まれてきた理由」を満たす事に繋がっていきます。
。。。。ところで何の話してましたっけ私。。。←
ああ、インディゴやクリスタルの話でした。
でも結局、魂の色はあんまり関係ない気がします。以前は私もこだわっていましたが、それは私自身が自分の「依るべき処」というか、自分の生まれてきた理由や存在価値を掴み切れていなかったからではないかと思います。だから、自分は今どの段階に居るのだろう、どんな色をしているんだろう、という事が気になる。
でも、自分が今ここにいる理由を一度掴んでしまうと、そういう事はどうでもよくなるんですね。不思議ですけど、今はあまりこだわっていません。かといって、クリスタルの魂としての矜持がないわけではない。矜持というか、「私はそういう奴なのだ」という自己肯定の気持ちですね。私はこれでいいのだ。という気持ちが、すとんと入ってきて、落ち着く感じ。
「魂の色は個性である。それ以上でも以下でもない」という認識に変わったのですね。
今は、身構えず、気楽にやっていこう。どんなに些細な事でも、役に立ちそうにない事でも、他人から見たら無意味な事でも、自分のやりたい事なら、心のままに。そう思います。
ああ、早くドール遊びやりたいわ。(笑)
もう、「アセンション」という考え方自体が、必要の無いものなのではないか、と私は思います。だって結局、人は自分で経験した事しか魂の記録に残せないのです。人は地上で生きている間にしか経験できません。この地上で肉体を通して感じる事や考える事が一番心に残り、心に残ったものだけが、最終的に魂に刻まれていく。天では集合意識やアカシックに残されていく。地上では血統や国民性として残されていく。そういう経験の積み重ねの結果が、個人の意識の変化や魂の色にも反映されていきます。
これらは、私の魂の経験から言える事です。
一日を大事に過ごせばいい。なんでもない日常の中で何か一つ、心の琴線に響くものを得られたら、それが魂の成長にとって大切な財産になると思います。
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