乳がん闘病の記録、第5弾です。
体調がいい時に思い出しながら書いてるので、書いておきたい事が抜けてる場合があります。思い出したら都度追記します。
前回までの記事はこちらへ。
➀検査編
②続・検査編
③術前化学療法編(DOC療法1クール目)
④術前化学療法編(DOC療法2クール目)
*
【前回記事終了時点の状況】
・なんかもうあんまり覚えてません前回の記事見て。←だんだん適当になるスタイル
・最近はTwitter(個人趣味アカ)の方でリアルタイムに呟いてる事あるので見たい方はそちらへ。治療以外の趣味の話もしますので趣味が合わない人は見なくていいです。
【本題】
■2018年10月17日 DOC療法3クール目の点滴
・ひとりで車を運転して大学病院へ。
・前回と同じく、まずは採血で試験管2本分抜く。
・主治医の診察の前に乳癌看護認定看護師さんとお話。この時も治療日誌を紙に書いて持っていくことが出来ず、やり取りに少し手間取る。看護師さんとの信頼関係が悪化してしまうので、やっぱり何とかしなきゃなーと思う。
・治療日誌が曖昧だと何が大変かというと、副作用を抑える為の薬の管理が大変になる。
・主治医の診察でも、今回はどれくらい薬を出したらいいかな、という点で少し手間取った。
・化学療法室でも、看護師さんと薬剤師さんに3週間分の症状を色々聞かれたのだが、私は口下手というか自分の事を口頭で話すのが苦手なのでなかなか全部は伝えられない。
・というわけで、次回点滴までに何とかしようと決意する。←
・で、今回点滴の針を入れてくれた若い医師が、2回針入れに失敗しまして。点滴の針が完全に入らず、血管に傷がついた。だから大学病院は嫌なんだってば。←
・抗がん剤入れる時って、一度失敗した血管には二度目の針を刺せないらしい。なので、新しい血管を探して入れるのだが、その先生が2回失敗した事で、表面から見える血管には刺せる所が無くなってしまった。
・その若手医師が2回失敗した直後、傍についていたベテラン看護師が「はい、先生交代でーす!」とスッパリ退場を促す声を上げ、その先生はガックリ肩を落としながら「申し訳ありませんでした!」と私に向かって深々と一礼して去っていったまでが今回のハイライト。
・うん、でも前から疑問だったんだけど、なんで若い耳鼻科の先生が抗がん剤の針刺しにくるのかなーって。やっぱり研修なんですか?ていうか耳鼻科にそれ必要??←
・で、数十分後に交代でやって来た外科の医師が、全く表面から見えない血管に、一発で点滴針を入れてくれた。。プロの仕事を見たぞ。。なんで最初からこの人来なかったんだよ。なんか凄いものを見た気分だった。(笑)
・そして点滴が終わってから、フローズングローブの中にタオルハンカチを敷いていたのを一枚失くしている事に気づき、看護師さんに探してもらうがその場では見つからず。まあ大したものではないのでいいんですけど、見つかったら知らせてくれるという事に。
・手首が冷えると寒さに耐えられないので、手首に直接グローブが当たらないようにタオルハンカチを敷いていたのです。うっかり一緒に回収されてしまった。。今度からゴムで手首に固定しようかな。(笑)
・で、今回は点滴が終わった後すぐ帰らず、病院内のカフェでお茶をして一息つく。前回すぐ帰ったら思ってた以上に身体がおぼつかなくて、集中力が途切れて運転をミスってしまったので。
・私はお酒に弱いので、抗がん剤からは溶剤のアルコールは抜いてあるはずなんだが、それでもなんとなくボーっとする感覚、足元がおぼつかない感覚があった。抗がん剤の点滴は気力も体力も使うのだ。。休憩が必要。
・一時間くらい座ってお茶していたら、身体の内側が落ち着いてくるのが判った。やっぱり点滴直後の運転は避けた方がいいんだな、と思う。
・家に戻って、夜になってから、左腕の点滴失敗部分の絆創膏を剥がした際、ひどく内出血している事に気づいた。少し腫れているようで触ると痛む。
・とりあえず、腫れや赤みがあれば電話しろと言われているので病院に電話。時間外だったので救急外来に繋いでもらう。
・「明日の朝になって腫れがもっと酷くなっていたらもう一度電話してください」との事。酷い人は5センチ以上腫れるらしい。
・翌日、腫れは酷くなってもいないが治ってもいないので様子見。
・念のため化学療法室に電話。ジーラスタのついでに療法室に寄ってくださいと言われる。
■2018年10月19日 ジーラスタ注射
・ひとりで大学病院へ
・ジーラスタの注射の後、化学療法室へ
・看護師さんに腕を見てもらい、内出血のみで抗がん剤は漏れていないと言われる。
・ついでに、紛失していたタオルハンカチが見つかったので返してもらいました。
★抗がん剤治療3クール目の症状の記録(2018年10月17日~11月6日)
※毎日飲む薬は、筋肉痛・痺れ予防薬(21日間)、胃薬(14日間)、吐き気・むくみ予防薬(3日間)、味覚障害の薬(21日間)。これらの薬は症状が無くても毎日必ず飲む。
★毎日飲む薬(3~4クール目に処方された副作用を抑える薬)
・メロキシカム(全21日間):筋肉痛・痺れ予防。炎症や痛みを抑える薬。
・ポラプレジンク(全21日間):味覚障害の薬。胃の粘膜を保護する薬。
・ファモチジン(最初の14日間):胃炎の症状改善、胃酸の分泌を抑える薬。
・デカドロン(最初の3日間):吐き気止め。炎症、アレルギーを抑える薬。
★頓服薬(症状が出た時に飲む薬)
・ロキソプロフェン:痛み止め(強)。痛み、炎症、熱を下げる薬。
・レバミピド:ロキソプロフェンの副作用を抑える薬。胃の粘膜を保護する薬。(※ロキソプロフェンとレバミピドはセットで飲む)
・カロナール:痛み止め(弱)。痛みや熱を抑える薬。
・ロペラミド:下痢止め。
・オロパタジン:発疹止め。アレルギーを抑える薬。
・アズノールうがい液:喉が痛いときにうがいする。口内炎を抑える薬。
・ヘパリン類似物質油性クリーム:医薬品のハンドクリーム。保湿、血行を良くする薬。
・デキサルチン口腔用軟膏:口内炎の薬。
・人口涙液マイティア点眼液:目薬。涙腺に詰まった抗がん剤を洗い流す為に使用。涙液を補充する薬。
今回は、週ごとには書きません。
基本的に、
点滴直後はメンタル的に落ち込んで少し体調不良になり、
実際の副作用による不調は、1週目の終わりから2周目の頭にかけてがピークになる。
という自分の身体のサイクルが判ってきました。
今回は痛みよりも下痢が特に酷かったと記憶してます。
点滴針失敗の内出血は、3クール目が終わる頃には完治していました。
で、この3クール目の間に、治療日誌を私が気持ちよく楽に記録できて、医療関係者にも分かりやすく伝えられるように、自分なりに考えて枠を作ってみました。
こんな感じのやつ。
一週間分の体調の記録を1枚の紙に収まるようにしてます。
私は1クール3週間なので、これと同じものを1クールにつき計3枚で1セットです。
枠(表)はパソコンで作って、実際の記録はスマホで書き込んでいます。
スマホで記録したものはすぐに同期してパソコンでも見られる。
最終日にそのまま印刷して病院へもっていく。
看護師さんにこれ見せたら褒められたけど、実際、もっと簡単に記録と伝達が出来るように病院側で整備できるといいね。
病院側でクラウドサーバー立ち上げてさ、
専用のフォーマットを患者さんに配ってさ、
患者さんがスマホやタブレットで記録したらそのまま病院のクラウドに吸い上げられてさ、
患者さんが治療日誌忘れてきても、病院のパソコンから治療日誌ダウンロードして見られるじゃん。そう、病院専用のクラウドならね?
みたいな。
まあ、あと10年くらいしたらそんな未来が来てもおかしくないんじゃないか。
まあ3クール目はそんな感じでした。
*
で、もうついでにこの記事に書きますね。
■2018年11月7日 DOC療法4クール目の点滴
■2018年11月9日 ジーラスタ注射
いつも通りで特に大きな出来事はなし。
★抗がん剤治療4クール目の症状の記録(2018年11月7日~11月27日)
※毎日飲む薬は、筋肉痛・痺れ予防薬(21日間)、胃薬(14日間)、吐き気・むくみ予防薬(3日間)、味覚障害の薬(21日間)。これらの薬は症状が無くても毎日必ず飲む。
4クール目、何があったっけ?というくらい、正直覚えてません。
忙しかったせいもあると思います。
自分の治療日誌には症状詳細を書いているので、それでいいか、と。
ああ、息切れが酷くなってるなーって、それがとにかく気になりました。原因は後で解りますが。
□2018年11月24日 真剣乱舞祭2018(コンサート)に参加(日帰り旅行)
□2018年11月25日~27日 東京旅行(2泊3日)
少し早めの誕生日プレゼントのつもりで旅行してきました。
4クール目は、旅行の準備で忙しく、ブログを書く時間と体力が全くありませんでした。
体力が落ちていて移動に時間がかかる事を考慮し、訪問先を絞って最小限にし、普段よりもかなり時間的に余裕のあるスケジュールを立て、念入りに必要なものを準備して行きました。おかげで充実した楽しい旅行が出来ました。
*
それでですね。。
この4クール目で、ドセタキセルを使った抗がん剤治療は終わりました。
次回からは、ECというお薬に切り替えて、引き続き治療をしていきます。
そのECに入る前に中間結果を出すという事で、MRIとPET-CTを再び受けました。
結果、現在の腫瘍の大きさは約1.6㎝。
転移先のリンパ節の腫瘍の大きさは約6mm以下。
乳管内に広がっていたがん細胞も減っている模様。
PET-CTは、1センチ以下の腫瘍は映らないので、PETの画像では癌の腫瘍はほぼ確認が出来ない状態。
超音波でも確認が難しい状態まで縮んでいました。
MRIは細かい数値まで出してくれて凄いですねえ。
実際、自分で触ってみると腫瘍のしこりが全く分からなくなりました。前は触れてたんだけど。
ちょっと今、診断結果の紙が見つからない。。。詳細書けないけどまあいいよね。覚えてる範囲で書いてます。
*
次回から抗がん剤治療後半戦、EC療法ですが、書き方変えます。
めちゃくちゃ簡単に書きます。
抗がん剤の話するの、正直、神経に障る。疲れる。疲れる事にエネルギー割けない。
あと、Excel使う事によって治療日誌を細かく簡単に書けるようになったので、ブログにわざわざ書く必要がなくなった。
理由は主にこの2点でございます。
抗がん剤の副作用って、蓄積するんです。3週間経ったからって元の体調に完全に戻るわけではない。完全に元の体調に戻るにはもっと時間がかかる。
ドセタキセルの副作用を抱えたまま、次のEC療法へと移ります。
→「肉体変容の覚書」⑥術前化学療法編(EC療法1~4クール)へつづく